イジンデン コラム 第24廻

「紫」のカードのコンセプトについて

イジンデンを楽しんでくださっている皆様、はじめまして。
第三弾の紫カードについて一部コンセプトデザインで入らせていただきました常時次人と申します。日頃は操られ人形館という個人サークルでアナログゲーム作成をしております。

今回から何度かコラムを書かせていただくことになると思いますが、今回は「紫」のコンセプトについて少し書かせていただきます。


すでにご存じの方も多いと思いますが、紫の歴史的なテーマは「医学」と「新撰組」「幕末」です。以下に紹介するカード効果とかみ合いやすいことも考慮し、設定されたテーマですが、ぎりぎりの勝負を彷彿とさせるデザインになっています。

カードの効果については、主に3つのテーマを投入させていただいたつもりです。

イジンデンも第三弾になってきていますので、他の色のかぶりをなるべく避けつつ(部分的にはかぶっていますが)、とがった効果を設定させていただいたつもりです。

テーマ(1):手札破壊

「キュリー夫人」「芹沢鴨」といったカードは手札をそぎに行きます。「メアリー一世」などと比べて、一見弱そうな「芹沢鴨」ですが、効果で自分の「マシュー・カルブレイス・ペリー」を捨てるなど、他のカードとのコンボも組みやすくしているつもりです。

テーマ(2):ノーガード

紫には自分のガーディアンがいないことで強くなる「土方歳三」「近藤勇」といった勇猛果敢なカードが存在します。また「坂本龍馬」「黒船」など自分でガーディアンを減らしに行くことも余念がありません。ガーディアン以外も自分を追い詰めるカードが盛りだくさんで、まさしく勝てば官軍。ぎりぎりの戦いを体験してもらえると嬉しいです。

テーマ(3)山札破壊

「コーザリティ」は自分の墓地を肥やす以外に相手の山札を削り、変則負けに追い込むことができます。「土方歳三」が相手にカードを引かせられる点も注目です。ドローカードも充実してきたイジンデン、積極的に相手の山札切れを狙ってみるのもよいでしょう。相手のガーディアンを破壊せずに勝つことは強力な戦略だと思います。

紫のカードコンセプトはいかがでしょうか?

次回以降は紫のカードを使った想定コンボや、私のお気に入りカードなどを紹介していければと思います。

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