しのぶの記憶

手紙に細工をしておいて正解でした。場所だけ塗りつぶせていて良かったけど、書いてある内容から《ねね》ちゃんが場所を導き出してしまうかも……注意しなくては。

色々思い出してみる。

・数日前、《ねね》ちゃんが駅前のカフェでスーツ姿の男の人とお話しているのを見かけました。もしかしたら人に言えないような関係なのかと案じ、本人に確認はしていません。ただ今日、葬儀場に向かう途中、話題を逸らすために《たつひこ》君にこの話してしまいました。

・この宝の地図はタッチからして、玲兄さんが描いたんじゃないですかね? あと明爺さんのおうちの場所に「Rain」という文字があります。さっきも聞いたような……。

・小学校の頃、《さすけ》君と《そうま》君が出ているサッカーの試合を見ていた時に《ねね》ちゃんが「カッコいい」と、声援を送っていたんですよね。その声に《さすけ》君がよそ見をしてしまって……。《そうま》君とぶつかり、骨折されてしまいました。とても悲しかったです。

※下記は《さすけ》君との思い出ですが、ゲーム本編には無関係なエピソードなので、時間がある時にお読みください。

・小学5年生の頃。廊下を歩いていると後ろから声をかけられました。その頃、私は図書係をしていて、図書室から選んだ本をクラスの学級文庫に運んでいる最中でした。自分の持てる量を超える本を選んでしまい、持ち上げるだけで大変だったのを覚えています。そんな状況でしたのでふらつきつつ振り向くと……そこには《さすけ》君がいました。

しのぶ「あ、え?」

さすけ「テスト、いつも僅差で負けてる。なんでだろうなって」

しのぶ「えっと、その、それはきっと……妖怪のせいですわ!」

さすけ「は?」

……今思うと本当に顔から火が出る程恥ずかしい。当時、なんでも妖怪のせいにするのがクラスで流行っていて、それが咄嗟に出てしまったのでした。それ以降は、顔を真っ赤に頭は真っ白でよく覚えていません。本を落として《さすけ》君が一緒に運んでくれたような……。ただ、それをきっかけで、みんなのグループに入れてもらえて、よく遊ぶようになりました。

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