イジンデン公式大会フロアルール

当文書は、トレーディングカードゲーム(以下、TCG)「イジンデン」の公式大会についての規定を記した文書です。
大創出版株式会社が主催する大会を「公式大会」とし、公式大会内でのフロアルールとして当文書を制定します。また、特定のイベントの「大会レギュレーション」において、この規定との矛盾が発生した場合、 「大会レギュレーション」を優先するとこととします。

【もくじ】
第 1 章:イベント参加にあたって
第 2 章:ダイバーの皆さんへ
第 3 章:観戦にあたって
第 4 章:ジャッジ(審判)について
第 5 章:大会で使用できるカード
第 6 章:スリーブについて
第 7 章:イベント進行について
第 8 章:対戦の終了および勝敗と途中棄権について
第 9 章:不正行為による対戦結果の操作について
第 10 章:ジャッジによるペナルティについて

はじめに

この「イジンデン公式大会フロアルール」は、イベントに参加する全ての方が、楽しくイジンデンをプレイできるように定められたルールです。
ゲームの結果だけでなく、イベントに参加した全員が気持ちよく楽しめるように、お互いにルールを守って、素晴らしいイベントを目指しましょう。

第 1 章:イベント参加にあたって

イジンデンのイベントに参加する際は、お互いに敬意を払い、思いやりを持って接するよう心がけてください。

第 2 章:ダイバーの皆さんへ

イジンデンではプレイヤーを「ダイバー」と呼ぶことがあります。

ダイバーの皆さんは、決められたルールやマナーを守り、お互いが気持ちよくゲームができるよう、フェアプレイを心がけましょう。
そのためには、対戦相手に対して、常に思いやりを持って接することが大切です。 ゲームのマナーについて、ダイバーの皆さんは以下のことを心がけてください。

・ゲームの前にはあいさつと握手を、また対戦後もあいさつを心がけましょう。

・身だしなみ、体臭や自分の持ち物の匂いに気を付けましょう。室内でのプレイのため、周りに迷惑をかける悪臭があった場合は退席してもらうことがあります。

・ゲーム中は、プレイヤーの行動やフェイズ移行の宣言をはっきりと行い、対戦相手もそれにきちんと答えましょう。

・ゲーム中は、対戦相手やジャッジ(またはスタッフ)にわかりやすいよう、きちんとカードや持ち物などを整理してプレイをするように心がけましょう。

・対戦相手のカードは丁寧に扱いましょう。また、対戦相手のカード(戦場や魔力ゾーンに表向きで置かれているカード、表面の確認を求められたカード、墓地にあるカード)を確認する場合は、対戦相手の許可を得てから行いましょう。

・効果による指示がない限り、対戦相手の手札や山札をのぞいて見てはいけません。

・対戦相手が不快に感じる行為をしてはいけません。
(例:大きな声を出す。相手の悪口を言う。わざと時間をかけてプレイする。等)

・ゲーム中に席を離れる場合は、対戦相手とジャッジ(またはスタッフ)から許可をもらいましょう。

・ゲーム中に不明点があった場合、ジャッジ(またはスタッフ)を呼びましょう。

ゲーム中にルールに関して疑問があった場合、ジャッジ(またはスタッフ)を呼んで、その疑問について確認することができます。このとき、ダイバーの皆さんは、ジャッジ(またはスタッフ)の決定に従わなければなりません。

第 3 章:観戦にあたって

公式大会を観戦する場合は、ゲームや大会の運営に支障が出ないよう、大会で指定されたエリアからマナーを守って観戦してください。ゲームに関する発言や助言、干渉はしてはいけません。これが守られなかった場合、ジャッジ(またはスタッフ)の判断により、観戦をお断りすることがあります。

第 4 章:ジャッジ(審判)について

すべてのジャッジは、定められたルールを守り、公正かつ円滑な大会運営ができるよう、イベントに参加する皆さんやスタッフと協力しなければなりません。
また、すべてのダイバーの模範となるように、紳士的な対応が求められます。

すべてのジャッジは、ダイバーから「ルール上、誤った行為」の確認があった場合、一方の話だけではなく、両者の話を聞いてゲームを進められるように指示します。 ゲームが進んだ後で誤った行為が発覚した場合でも同様です。通常は、状況を戻さず、そのままゲームを続行するように指示することが推奨されます。
また、すべてのジャッジは、ルールの間違いやダイバーの不正行為または不正と疑わしき行為を発見した場合、これに介入して指摘、修正することができます。

第 5 章:大会で使用できるカード

ダイバーは、公式大会ごとのレギュレーション(=公式大会ごとに定められたオプションルール)で決められたカードを使用します。どのような公式大会でも、偽造されたカード(コピーや手作りによる代用カードを含む)は使用できません。

カードの表面・裏面・側面に、同じデッキ内のカードと区別できる傷、汚れ、印、反りなどがある場合、ジャッジの判断により使用できない場合があります。ただし、スリーブを使用することで区別がつかなくなる場合は、使用が認められます。

第 6 章:スリーブについて

ダイバーは、公式大会ごとのレギュレーションで定められたスリーブを使用できます。
スリーブを使用する場合、デッキ内のカードはすべて同じスリーブに同じ向きでカード1枚ずつ入れてください。大会において、ジャッジにスリーブが使用できないものと判断された場合、ダイバーは適切なスリーブに交換するか、またはカードに目立った傷などがない場合スリーブなしでゲームするかを選ぶことができます。

第 7 章:イベント進行について

Ⅰ. シャッフルに関して

デッキを混ぜるときは、カードの順番が、お互いにわからないよう、十分ランダムになるまでよく混ぜてください。
すべてのダイバーのデッキは、それぞれのゲームの準備と、ゲーム中「山札をシャッフルする」効果が発揮した直後は、十分ランダムになるようよく混ぜられた状態でなければなりません。

カードを混ぜるときに不正な操作を行った場合、厳しいペナルティが科せられる対象となります。
公式大会では、ゲームの準備でデッキを混ぜた後は、対戦相手にデッキをシャッフルし直し、またはカット(デッキを持ち上げて分ける動作)をしてもらってから山札にして、その後で手札とガーディアンを準備してください。

※ペナルティについては、第 11 章に詳しく書かれています。

■ダイバーによるシャッフル

ダイバーは、自分のデッキの中身が十分ランダムになるよう、満足するまでデッキをシャッフルするまたはカットすることができます。ただし、対戦相手に見える位置で適切な時間内に行い、カードに傷をつけたり、中身を見たりしないよう注意してください。
対戦相手がデッキをシャッフルし直した、またはカットした後、ダイバーは自分のデッキを再びシャッフル、カットはできません。

■ジャッジによるシャッフル

ジャッジは「ゲームルール上誤った行為」を処理する際に、ダイバーの山札をシャッフルする権限を持っています。
ジャッジが山札をシャッフルした後、ダイバーは再び山札のシャッフル、カットはできません。

Ⅱ. 時間切れに関して

個別の対戦に制限時間が設定されていて、その時間内でゲームが終了しなかった場合、以下の手順に従って勝敗判定が行われます。

1・山札の枚数が多い方がゲームに勝利する(同数の場合は次へ) 。
2・戦場と魔力ゾーンのカードが多い方がゲームに勝利する(同数の場合は次へ)。
3・じゃんけんを1回行ない、勝った方がゲームに勝利する。

    終了時刻が設定されている公式大会において、予告された終了時刻が来た時点でまだ勝者が決定していなかった場合、勝敗判定は行わず、その対戦は勝者のいない無効試合になる可能性もあります。

    第 8 章:対戦の終了および勝敗と、途中棄権について

    対戦の終了および勝敗については、公式大会ごとに定められたレギュレーションに従い、決定されます。
    ジャッジが対戦結果を確認した後では、対戦結果についてくつがえすことはできません。

    また公式大会の途中で棄権を希望するダイバーは、ジャッジ(またはスタッフ)にその旨を知らせて、許可を得なければなりません。対戦相手が発表された後、対戦が始まる前に棄権することが決まったダイバーは、その対戦は不戦敗扱いとなり、その後大会から棄権したこととなります。また、棄権した場合は記念品などを入手することはできません。

    第 9 章:不正行為による対戦結果の操作について

    ダイバーはどのような公式大会であっても、対戦相手と相談して試合結果を決定する、もしくは改ざんする行為をしてはいけません。対戦結果を不正に操作した場合、厳しいペナルティが科せられる対象となります。判明した際はペナルティ④【失格】となります。

    ※ペナルティについては、第 11 章に詳しく記載しています。

    第 10 章:ジャッジによるペナルティ

    この「TCG イジンデン 公式大会イベントフロアルール」、大会ごとのレギュレーションに書かれていることが守られなかった場合、 ジャッジの権限により、ペナルティが科せられる場合があります。ペナルティは、イベントや大会のレベル、またルール違反の程度や状況からジャッジが判断し、科せられます。
    また、ペナルティが科せられた後もルール違反が繰り返し行われた場合は、より厳しいペナルティが科せられる場合があります。

    【ペナルティの種類と適用の原則】
    ※以下①~④ペナルティの適用例は、あくまでも一例です。同様の違反でも、ジャッジの判断により、より軽い(もしくは重い)ペナルティが科せられる場合があります。

     ① 【注意】

    イベントの間ダイバーごとに記録されるペナルティです。
    「ゲームルール上誤った行為」に対し、ジャッジはできる限り公平な状態に戻しますが、完全に元の状態に戻すのが難しい誤りの場合に与えられます。
    何度も【注意】を受けた場合、【警告】に格上げされることがあります。

    (違反例)
    ・誤って、余分にカードを引いてしまった。(この場合、余分に引いた枚数をジャッジがランダムに選び、山札に戻しシャッフルします)
    ・ゲーム中のダイバーが、観客に助言を求めた。
    ・観客が、ゲーム中のダイバーに声をかけた。あるいは、身振りなどの方法でゲームに関わる情報を伝えた。

     ② 【警告】

    イベントの間ダイバーごとに記録されるペナルティです。それほど重大なものではない違反に対して与えられます。何度も【警告】を受けた場合、【敗北】や【失格】 に格上げされることがあります。

    (違反例)
    ・定められた対戦時間に決着がつかないような遅いプレイングを続けた。ジャッジが対戦相手から申告された場合、実際にプレイ時間を確認して対応する。
    ・誤って、相手に誤情報を伝えてしまった。
    ・相手を挑発する行為、侮辱する行為。

    ③ 【敗北】

    悪質な違反の場合や、違反行為によってゲームの続行が不可能になった場合に対して与えられます。【敗北】が与えられた場合、そのゲームは即座に終了する。【敗北】を与えることができるのは、大会主催者と、主催者から【敗北】を与えることが許可されたジャッジのみです。

    (違反例)
    ・デッキのルール(カード 40 枚以上、同名カード 4枚以下)を守っていない。
    ・大会レギュレーションに違反した。
    ・デッキの交換が認められていない状況で、デッキの内容を変えていた。

    ④ 【失格】

    非常に悪質な違反や、イベント全体に損害を与えるような行為、重大な反スポーツ的行為に対して与えられます。ダイバーに【失格】が与えられた場合、そのダイバーは現在のゲームに敗北し、以後の対戦にも参加できなくなり、それまでの成績に対する賞品を受け取ることはできません。 【失格】は観客に対して与えられることもあり、その場合は会場から退出しなければなりません。

    (違反例)
    ・対戦相手と相談し、ゲームの勝敗や対戦結果を不当に操作した。この場合、取引をした対戦相手も【失格】 となる。
    ・賭博行為、買収行為、他参加者の荷物やイベント物品等の窃盗をした。
    ・意図的に、相手の山札や手札など、自分が見ることのできない情報を、勝手に見ることで利益を得ようとした。
    ・意図的に、カードを必要以上に得るなどの不正行為。

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