イジンデン コラム 第15廻

赤単速攻型のデッキから見た2弾カード

イジンデンユーザーの皆さんこんにちは。
第1弾の赤カード(の一部)やコンセプトのデザインに関わったカナイです。

そろそろ2弾の環境も成熟してきている頃かとは思いますが、
今回は私がこれまでに提案してきた赤単速攻型のデッキから見た2弾カード各種についての感想を書いていきたいと思います。
正直なところ、「速攻デッキに対するアンチカード」が色々加えられたので、
単純な速攻は難しくなっているように見えます。その分、どの色とも親和性のある「黄属性」カードや、《天草四郎》のようなテクニカルなカードも追加されましたので、デッキの幅は広がっているのではないでしょうか。




スターターデッキ(黄)のカード

・今川義元 黄2コスト
寝ていてもブロッカーになれる上、破壊すると《連なる天守閣》《武者の蔵》などの重要なハイケイを破壊されるという速攻デッキの天敵。
遺業能力もあり正直厳しい相手。

・ネハン 黄2コスト
アタッカーが寝ている状態が多い速攻デッキから見るとほぼ黄色い《ストーム》。
手札に戻る《ストーム》と異なり明確にリソース損をさせられるので、ガーディアンから遺業で発動すると《ストーム》以上に厳しい。

・レクイエム 黄1コスト
1弾環境で猛威を振るったダヴィンチリバイバル系の明確なアンチカード。
《テンペスト》の追加で陣容を整える時間を稼ぎやすくなったそれらのデッキに対抗する切り札ではあるが、墓地利用デッキ以外には効果が薄いためデッキに入れるかは難しいところ。

第二弾ブースターのカード

・豊臣秀吉 赤10コスト
赤期待のフィニッシャー。パワーは驚異の10000だがプレッシャー系がないので突破力は弱め。
「即応」と追加バトル能力があるので、《安宅船》との相性が良さそう。
赤コスト5とイジン召喚権+1を用意できる《楠木正成》が熱い。
一人出てしまえば次からコスト0で出せるので、《サモン》で複数回出してアタックできる。

・栄西 赤1コスト
源義経に並ぶ低コストアタッカー。自身が攻撃する必要はないため、
次ターン《連なる天守閣》込みでパワー4000ダブルプレッシャーの《明智光秀》が攻撃でき、自分はブロッカーとして構えつつ不要になれば《バレット》の弾・遺業ドローソースにもなれる。
優先度はこのカードより低いが《道元》と重ねれば着実に強力なアタッカーで削れる。《テンペスト》で壊滅しないのも偉い。

・安宅船 赤5コスト
イジンを寝かせて他のイジンを召喚し、これを装備させて寝ているイジンともどもアタックするという赤期待の切り札。
決まれば強いが、イジン召喚権追加効果がメインフェイズの開始時なので本領発揮は出た次ターンから。現在の環境速度で間に合うか要検証。

・サモン 赤3コスト
ついに登場したシンプルなイジン召喚権追加カード。
3ターン目に織田信長2体で4枚削って勝ち、みたいな夢が実現できるかも!?

・ジャン=ジャック・ルソー 青3コスト
青い《北条政子》。手札という消費はあるものの、パワー最大のイジンを破壊できるのはどんな盤面でも強力。
速攻デッキ的には、攻撃イジンを減らされて足が止まるのが厳しい。

・ジョン・ロック 青1コスト
速攻デッキのわかりやすい天敵。ガーディアンを破壊させることで、攻撃中の別のアタッカーを戻して戦列を崩すことができる。
《北条政子》《バレット》の重要性がより高まる1枚。

・テンペスト 青4コスト
なぜか冥府発動を持っており、ガーディアン破壊で出ると寝ているアタッカーが自動的に全部手札に戻ってゲームが終わる。
《ジャンヌ・ダルク》《ドナテッロ》などで墓地に送り、《ミケランジェロ》でガーディアンに仕込まれたらゲームセット。
《レクイエム》で対処できるか……。

・足利義政 黄7コスト
コストが非常に高く、速攻デッキでこの魔力域に達するかはやや不透明だが、
赤イジンを出して召喚権+2→赤イジンを出してドロー2→赤イジンを出して召喚権2→……で即応を絡められれば即終了のポテンシャルをもつ。他の黄カードを採用するなら検討したい1枚。

・足利尊氏 黄1コスト
即応キラー。即応イジンは寝かされて攻撃できないのみならずブロッカーにもなれない。《織田信長》はついでに破壊される。
これも《北条政子》《バレット》で破壊するしかない。

・足利義満 黄3コスト
生きた《連なる天守閣》。高速の決着に間に合うかは怪しいが、速攻デッキの息切れを防ぐドロー能力で援護できる。

・スカーレット 黄3コスト
赤黄デッキならハイケイを最低2枚破壊でき、さらに2ドローできる。
緑のハイケイコンボに対応するならぜひ入れておきたいカードだが、《レクイエム》同様枠を圧迫するため環境次第。

というわけで、特に1弾の赤速攻デッキに関係しそうなカードをピックアップしてみました。
どのカードもかなり強いカードと感じるので、速攻デッキに限らず環境全体にも影響するかと思われます。

総合的に見ると、シンプルに対策カードが配置された赤速攻に対し、青や緑のコンボデッキ、
特にガーディアンに触らずに勝つ青ワンショット系や盤面を完全支配してロックする緑ハイケイ系に対しては
そこまで有効な対策がない(+複色オーブ追加でさらに加速した)ため、
現環境では後者2つの系統が伸びていくのかな? という気配です。今後の大会結果などが楽しみですね!

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