イジンデン コラム 第23廻
第二弾の「美術」関連カード
イジンデンを遊んでくださっている皆さん、こんにちは。
ゲームデザイナーの上杉真人です。
前回の記事では、特性「美術」に関連する緑のカードをご紹介しました。
イジンデンの第二弾でも特性「美術」を持つカードが収録されていますので、この記事で紹介していきます。
・狩野永徳の弟子で、狩野派の総統
《狩野山楽》は緑のレベル7のイジンです。
5000という大きなパワーを持ち、赤のイジンが戦場にいるなら1ドローしてさらにイジンを展開できます。
「美術」デッキの強力な踏み倒し手段である《レオナルド・ダ・ヴィンチ》や《リバイバル》では戦場に置けません。
しかし、緑には強力な魔力加速手段があるため、早期に召喚しつつドローによって終盤の息切れを防げる可能性があります。
・正体不明の浮世絵師
《東洲斎写楽》も緑のイジンです。
レベル8でパワー7000と、これまでの「美術」イジンの中で最大のサイズであり、さらに破壊されたときに手札や墓地からレベル7以下の「美術」カードを戦場に置けるという能力を持ちます。
レベル7の《狩野山楽》もこのイジンの能力でなら戦場に置くことができ、相手からすると「強力なイジンを倒してもまた別の強力なイジンが出てきてしまう」という困難な状況を生み出せます。
もちろん、《レオナルド・ダ・ヴィンチ》などの他の強力な「美術」イジンを戦場に戻すために使うのもよいでしょう。
今後「《レオナルド・ダ・ヴィンチ》では指定できないが《東洲斎写楽》では指定できる」枠であるレベル7の「美術」イジンやレベル6~7の「美術」ハイケイが増えれば、もっと強力になる可能性があります。
・マリー・アントワネットの親友であり、宮廷画家
《ヴィジェ=ルブラン》は第二弾のスターターデッキに収録されているイジンで、新たに登場した色である黄のカードです。
レベル1でパワー500とサイズは小さめながら、自分のガーディアン1体墓地に置いて新たに山札からガーディアンを戦場に置くという強力な能力を持ちます。
これによって墓地のカード枚数を増やすことができますし、「反魂」や「復元」などの遺業能力を持つカードに当たれば最序盤から大きな動きができるでしょう。
また、実はレベル1の「美術」イジンはこれが初めてなので、序盤に無理なく戦場に置いて《リバイバル》の条件を満たす種にするという運用もできるかもしれません。
今回の記事では、第二弾でさらに増えた特性「美術」に関連するカードをご紹介しました。
今後は第三段も発売予定であり、その先行体験会も東京・大阪・愛知で開催されました。
果たして、第三段でも新たな「美術」カードは登場するのでしょうか? 楽しみにお待ちいただければと思います。